康熙奉(カン・ヒボン)の「日韓が忘れてはいけない人10」

このエントリーをはてなブックマークに追加

第10回/布施辰治(前編)

宮城県石巻市の蛇田地区。「あけぼの南公園」という小さな公園がある。そこを訪ねたのは2009年12月のことだった。私は公園の端にあった横長の顕彰碑に近づき、ずっと見ていた。

社会的弱者の弁護に熱心だった布施辰治

社会的弱者の弁護に熱心だった布施辰治

真似ができない生き方

顕彰碑の中央部分には次の言葉が刻まれていた。

 

生きべくんば

民衆と

ともに

 

死すべくんば

民衆の

ために




 

この言葉を何度か心の中で反芻してみた。

時代がかった壮語にも思える。この言葉を口に出しても周囲に納得してもらえる人が、今の世の中にどれほどいるだろうか。

民衆のために生き、民衆のために死ぬ覚悟……。「真似ができない生き方」の究極であるに違いない。

先の言葉を座右の銘にしたのは、この地に生まれ育った布施辰治である。顕彰碑は彼の業績を讃えるために、1993年11月13日に建立された。その日は、布施辰治の113年目の誕生日に当たる。(ページ2に続く)

ページ:

1

2 3

関連記事

  1. 朝鮮王朝三大悪女を興味深く紹介する新刊「朝鮮王朝の歴史と人物」

  2. 韓国で日本の小説が売れる根源的な理由とは?

  3. これから始めるのに最適!『新版 韓国ドラマ&K-POPがもっと楽しくなる!かんたん韓国語読本』

  4. 韓国の芸能界は高学歴社会の典型だ!

  5. 韓国ドラマはこうして作られる「第4回/屋根部屋」

  6. 『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』の魅力的なキャストたちに感激!

  7. とっておきの海鮮チヂミを実際に作ってみよう!(特別編)

  8. 韓国の住居事情「間取り」

  9. 「両班」を知れば韓国社会がわかる!

PAGE TOP