時代劇『テバク』は歴史の描き方面白い!

このエントリーをはてなブックマークに追加

 

2016年に韓国で放送された『テバク~運命の瞬間(とき)~』は、スケールが大きい本格時代劇である。ただし、ドラマに出てくる時代背景がちょっと複雑なので、そのあたりを簡潔に説明しておこう。

写真=韓国SBS『テバク』公式サイトより

粛宗をめぐる女性たち

物語を序盤からグイグイ引っ張ったのが、名優チェ・ミンスが演じた19代王・粛宗(スクチョン)だった。この粛宗はどんな王であったのか。
粛宗には合計で4人の正室がいた。
最初の正室は仁敬(インギョン)王后だったが、天然痘のためにわずか19歳で亡くなっている。
二番目の正室は仁顕(イニョン)王后で、人格が優れていて多くの人から慕われたが、子供に恵まれなかったために、次第に粛宗の寵愛を失っていった。




代わって、粛宗に気に入られたのが張禧嬪(チャン・ヒビン)であった。彼女は一介の宮女にすぎなかったが、巧みに粛宗に近づき、ついには粛宗との子を成して宮中での権勢をほしいままにした。
(ページ2に続く)

チャン・グンソクなら『テバク』を見なければならない(前編)

『テバク』に出てくるトンイは悪女?

『テバク』の影の主人公と呼ばれた李麟佐(イ・インジャ)は何者?

ページ:

1

2 3

関連記事

  1. 颯爽『テバク』! テギルよ、もっと奔放に暴れろ

  2. 韓国の視聴者は『テバク』で誰を激賞しているか

  3. 『テバク』の序盤は成功したのか

  4. 放送終了を迎えた『テバク』に韓国視聴者たちはどう反応したのか

  5. 『テバク』では名優たちの演技に魅せられる!

  6. チャン・グンソク 『テバク』から始まる新しい挑戦(3)

  7. チャン・グンソクなら『テバク』を見なければならない(前編)

  8. チャン・グンソクなら『テバク』を見なければならない(中編)

  9. 名優が火をつけたチャン・グンソクの俳優魂

PAGE TOP