重い装備を持って長い距離を早足で歩くという行軍が終われば、5週間の新兵訓練は一応終了する。すべてのプログラムをやりとげると、それ以前とは見違えるばかりに体力が向上しているはずだ。
怪我に注意する
新兵訓練の場合、最前線の部隊ならではのプラスアルファがある。それは、最前線の部隊の地形が関係している。
アップダウンが多い山岳地帯(あるいは丘陵地帯)に部隊があるので、上り坂を果敢に登っていく体力が要求される。
それゆえ、最前線の部隊での新兵訓練では、体力アップのためのプログラムが付加されるのである。
さらに、新兵訓練を通して、特に注意しなければならないのは怪我だ。
特に下半身をよくケアしなければならない。
そのことが、最前線の部隊に入った新兵が特に心掛けることだ。
特に、新兵訓練の終盤では、テントを張って宿泊する野営訓練、重い荷物を背負って早足で20キロを歩く行軍などを行なう。
非常に重要な訓練であり、体力を消耗する。こういうときこそ細心の注意で怪我を未然に防ぐ必要がある。
こうして、兵役に入った直後の新兵訓練が終わる。
仮に冬に新兵訓練が行なわれると、他の季節とは違う辛さがある。それは、寒さとの闘いになるということだ。克服するには精神力が必要だろう。
最前線の部隊に入隊したスターも、こうした訓練を行なっていく。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)