『ファイティンガール!』で記憶に残った意外なセリフとは!?

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たとえ大ヒットドラマでなくとも、偶然自分に響くセリフに出会えたら、それは記憶に残る作品となる。イ・ヘリ主演のヒューマンオフィスドラマ『ファイティンガール!〜Miss Lee〜』もそんな作品のひとつだった。

画像=tvN



エールを送りたくなる

『ファイティンガール!〜Miss Lee〜』は倒産寸前の中小企業の社員たちが様々な危機を乗り越えながら成長していくヒューマンオフィスドラマ。韓国では2019年9月~11月までtvNで放送された。主演は『恋のスケッチ~応答せよ1988~』のイ・ヘリと『太王世宗』のキム・サンギョンである。イ・ヘリは倒産寸前の会社を立て直すために社長に仕立て上げられた下っ端社員イ・ソンシムに扮する。
韓国での放送時には「ドクソンが帰って来たみたいだ!」と話題になった作品だ(ドクソンとは大ヒット作『恋のスケッチ~応答せよ1988~』でイ・ヘリが演じたヒロインの名前)。確かに、少しふてくされたような表情をしながらガニ股で歩くソンシムの姿はドクソンの雰囲気とかぶる気がする。
ソンシムは日頃、お使いやお茶くみ等いわば雑用係として働いている。そんなソンシムがある日、先輩ク・ジナ(オム・ヒョンギョン)の口車に乗せられ会社の株の一部を買い取ることになる。しかし、その矢先、会社は倒産の危機に!



ソンシムをそそのかした先輩と社長は逃亡してしまい、残された社員たちは窮地に立たされる。
会社再建に向けて策を練る社員たち。
まずは誰かを社長にしなければ!
任命されたのが雑用係のソンシムだった。前向きさだけが取り柄のソンシムは仕方なく社長になるが、あまりの能力不足でトラブルが続出する羽目に。
それでも負けじと奮闘するソンシムの懸命さに、あきらめかけていた社員たちも心を動かされる。クールで無愛想な部長ユ・ジヌク(キム・サンギョン)や同僚たちと一丸となって会社を再建しようとするソンシムの姿には自然とエールを送りたくなる。
会社を放り出して逃亡した社長やソンシムの同僚など、登場人物の背景も様々でおもしろい。本作には韓国ドラマ特有の派手さはないが、肩肘張らない庶民的な雰囲気が観ていて心地よかった。
本作でとても心に残るセリフがあった。人前で叱られて落ち込んでいるソンシムに先輩ジナが何気なく放った言葉だ。



「自分の人生に関係ない人の言葉で傷ついてどうするの?」
主人公の敵役が言い放ったセリフなのにも関わらず「なるほどなぁ」と心に刺さった。
それ以来、ときどきそのセリフを思い出しては自分を奮い立たせている。
偶然、たった一つでも自分に響くセリフに出会えたら、その作品は自分にとって観た甲斐があった作品になる。『ファイティンガール!〜Miss Lee〜』もそんな作品のひとつだった。

文=朋 道佳(とも みちか)

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