再び第12話に出た本貫・行列字について/『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』傑作物語10

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大人気を集めている『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』の第12話で、裁判長が本貫(ポングァン)にこだわる点について、この連載の「傑作物語9」で紹介した。その際に行列字について触れなかったので、改めて詳しく説明しよう。

画像=ENA




その代の名前に付ける漢字

「『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』傑作物語9」において本貫を説明した際、「本貫(ポングァン)はその一族の始祖の出身地」と紹介した。そして、「姓氏が同じでも本貫が違えば同族ではない。必ず姓氏と本貫が一緒な人だけが同族である」と解説を加えた。詳しく知りたい方は、「『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』傑作物語9」を改めて読んでください。
そして、今度は「行列字」の話である。
韓国語では「ハンニョルチャ」あるいは「ハンリョルジャ」と発音される。さらには、「トルリムチャ(回し字)」と呼称するときもある。
この行列字というのは、一族のその代に付ける名前の一文字のことだ。
たとえば、私は信川(シンチョン)康氏(カンシ)の第27代なのだが、一族ではこの第27代には「煕(ヒ)」という漢字を名前に付けている。一族を総括する宗親会でそう決めているのである。




各一族がそういう特徴を持っていて、自分たちの何代目の人は〇という漢字を付ける、とあらかじめ決定されている。
そういう事情から私の場合も、兄弟やいとこの男性はすべて同じ第27代なので名前に「煕」が入っている。行列字の原則に従っているわけだ。
しかし、『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』の第12話で裁判長が指摘していたように、女性の場合は行列字を付けないことも多い。
私の例で言うと、姉たちには行列字がない。しかし、いとこの女性には「煕」が入っている場合もあるので、親次第で「娘に行列字を付ける」「付けない」と対応が分かれているのだ。しかし、息子にはかならず行列字を付けている。
こういう点でも、家父長制では子供の性別によって父親の対応が明らかに違うのである。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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