Netflixで配信されているドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』が人気を集めている。主演をしているパク・ウンビンが自閉スペクトラム症の弁護士を務めていて、抜群の記憶力を背景にして訴訟問題で天才的な腕を発揮している。
クジラの話が大好き
『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』を見ていると、韓国ドラマの制作環境の底力を感じる。
とにかく、設定が興味深い。
パク・ウンビンが演じるウ・ヨンウは、子供の頃から法律条項をなんでも暗記してしまう天才である。
自閉スペクトラム症なのだが、超有名な法律事務所の新人弁護士となり、周囲の理解を得ながら難しい訴訟案件を見事に解決していく。
何よりも、パク・ウンビンの演技力が凄い。主人公ウ・ヨンウのユニークな雰囲気をしっかり演じきっている。
共演しているのはカン・テオで、法律事務所職員のイ・ジュノに扮している。
彼は時代劇『ノクドゥ伝~花に降る月明り~』では悪役に扮していたが、『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』では柔らかいイケメン青年を爽やかに演じている。
ドラマの中で、ウ・ヨンウはクジラについて異様に関心が高く、仕事の最中でも突拍子もなくクジラの話を延々と繰り広げてしまうのだが、そんな場面でも、イ・ジュノは優しく受けとめてウ・ヨンウの気持ちに寄り添っていく。そのあたりの温かいエピソードがドラマを大いに盛り上げている。
『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』の配信はまだ序盤が終わったばかり。これからますます人気を集めていくだろう。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)