『キム秘書はいったい、なぜ?』でパク・ソジュンが演じるヨンジュンが、秘書たちが焼肉を食べながら会食をしているところに急に現れてきた。それは、大いに盛り上がっていた場を一気にしらけさせてしまう出来事だった。
大騒動になっていく
秘書たちにしてみれば、楽しく宴会をしていたのに急に気難しいヨンジュンが現れたので、その場の雰囲気が一気に固まってしまう。
さらに、ヨンジュンは仕事の話しかしない。すると、キム秘書から「こういう場では仕事の話はタブーです」と言われる始末だ。
とにかく、ヨンジュンは戸惑うばかりで、焼肉店なのに高級ウィスキーを注文しようとしたりして、とんちんかんな対応をするばかり。このあたりのヨンジュンの異星人ぶりが本当に面白い。
もともと、ヨンジュンは一般の会社員の遊び方をまるで知らない。世間にあまりにも疎すぎるのだ。
さらには、秘書の仲間の中に酒乱の女性がいて、その女性が暴れるにいたって場はドタバタになる。その中でも場違いに毅然としているヨンジュンがあまりにもおかしい。
ラブコメというのは、ストーリーの展開の中で笑いを誘う場面がよく出てくるが、ヨンジュンが珍客として加わった会食シーンは、『キム秘書はいったい、なぜ?』の中でも特別な名場面となっていた。
特に、騒動の中で改めてヨンジュンとキム秘書のキャラクターが際立っていたし、その後の展開をハラハラと予測させていたのが、焼肉店での会食シーンであった。
文=「ロコレ」編集部
パク・ソジュンの演技力を楽しむ4「とんでもない会食(前編)」