韓国料理が美味で栄養豊富な秘訣はヤンニョム!

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ヤンニョムは漢字で「薬念」と書き、食が薬になるという「薬食同源」の思想に基づいている。そして、韓国料理の味付けに使う調味料や薬味を混ぜ合わせて作る、合わせ調味料のタレのことをいう。焼き肉などに下味をつけるほか、ナムルやプルコギ、スープ、鍋など何でもよく合う万能アイテムだ。




ヤンニョムとは?

材料の「豆発酵食品」は重要である。
豆味噌麹を発酵させてできる汁はカンジャン(醤油)、固形物はテンジャン(味噌)、唐辛子を加え発酵させたものがコチュジャンになる。
調味料は上記3品と塩、コショウ、塩、砂糖などがある。
コクや香りを与える薬味のニンニク、シヨウガ、ネギ、唐辛子は欠かせない。その他、ゴマ油、エゴマ油や塩辛類、果物がある。
これらを材料や調理法に合わせて配合したものが「ヤンニョム」と呼ばれるものだ。
韓国料理の魅力的な味と栄養の秘訣は、ここにあったのだ。冷蔵庫で熟成されると、より一層味が馴染み美味しくなる。
ヤンニョムといえばヤンニョムチキンが浮かんだ。
フライドチキンはアメリカや日本でも大人気、韓国もストリートフード、ファストフード感覚で手軽に食べられて多くの人に好かれているようだ。




大ヒットした韓国ドラマ『愛の不時着』の登場人物もフライドチキンをよく食べている。話の内容は見て楽しんで頂きたい。
ヤンニョムチキンの作り方は、まず鶏肉を一口大に切り塩コショウしておく。片栗粉を多めにまぶし、油でゆっくり揚げる。コチュジャンと酒、醤油、はちみつ、にんにくのすりおろしでヤンニョムを作る。フライパンでヤンニョムを温め、唐揚げとしっかり絡めたら美味しいピリ辛チキンの出来上がりだ。
カンジャンチキンも作ってみた。
こちらは鶏肉に片栗粉を薄めにまぶし揚げる。醤油とみりん、はちみつ、ブラックペッパー、みじん切りのニンニクの甘辛ヤンニョムを温め、唐揚げと絡める。
ゴマやナッツをふりかけると香ばしい。
ヤンニョムチキンとカンジャンチキンは、ビールのおつまみに抜群の相性で、体がとても温まるし食欲増進してくせになる美味しさだ。
買ってきた唐揚げにヤンニョムを絡めるだけでもオッケー。ぜひ、ヤンニョムチキンをお勧めしたい。

文・写真=海山 文美(みやま あゆみ)
生活エッセイスト。東京生まれ。動物の編みぐるみを中心とした編み物作家として活動しながら、ライフスタイル全般を見つめ直すエッセイストとして執筆中。生活に根付いた身近な出来事を書いています。趣味は植物鑑賞、テニス、水泳。

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