パク・ソジュンが主演したドラマは本当に面白い。最近では『梨泰院クラス』が大ヒットしたが、その1つ前のドラマが『キム秘書はいったい、なぜ?』だった。この作品もラブコメとして天下一品だ。
ナルシスト登場!
『キム秘書はいったい、なぜ?』は2018年の作品だった。一方の『梨泰院クラス』は2020年のドラマである。パク・ソジュンの出演順からすると、『キム秘書はいったい、なぜ?』の2年後に『梨泰院クラス』が放送されたわけだ。
しかし、『梨泰院クラス』がこれほど大人気になると、先に『梨泰院クラス』を見てから次に『キム秘書はいったい、なぜ?』を見た人も多いことだろう。
パク・ソジュンの出演した順番から言うと逆なのだが、この逆はなかなか痛快だ。テイストが違うものをあべこべに楽しむというのも良いものだ。
『梨泰院クラス』は典型的な復讐劇だった。パク・ソジュンが演じたパク・セロイは、父親を殺された恨みを晴らすために、外食産業ナンバーワンのチャンガ・グループのキム・デヒ会長に仕返しをしなければならなかった。
こうした復讐劇がメインであっただけに、『梨泰院クラス』はシリアスな場面も多かった。もちろん、その場面が白熱して面白かっただけに、『梨泰院クラス』はこれだけ大ヒットしたのだ。
それを見てパク・ソジュンの魅力にハマった人の多くが、次に見たのが前作の『キム秘書はいったい、なぜ?』だった。
このドラマは胸キュンのラブコメだ。シリアスな場面はなく、コミカルなシーンの連続だ。『梨泰院クラス』とは違うからこそ、バラエティーに富んでいてワクワクさせられるのだ。
パク・ソジュンが演じるのは、大企業の副社長を務めるヨンジュンだ。ルックスと能力が完璧なだけに、ヨンジュンは恐ろしいほどのナルシストになっていた。
そんな彼が唯一の弱点だったのがキム秘書だ。このキム秘書をパク・ミニョンが演じているので、ドラマはさらに魅力的になっていった。
結局、突然辞めると言い出したキム秘書に翻弄されて、ナルシストのヨンジュンがガタガタになってしまう。その落差が『キム秘書はいったい、なぜ?』の最大の見どころであり、パク・ソジュンが本当にいい演技をしてドラマを盛り上げていた。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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