新兵訓練の専門施設「陸軍訓練所」とは何か

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4週間課程と5週間課程

陸軍訓練所は新兵の訓練のみを行なうので、訓練期間が終われば、新兵たちはそれぞれに決定された所属師団に移っていく。
いわば「束の間」の部隊ということになるが、陸軍訓練所は新兵訓練の専門施設として設備が充実しているので、その点では新兵も少しは安心かもしれない。
原則的に、入隊するときは髪を3センチ以下まで短くして、必要な書類を持参するだけだ。誰もが私服でやってくるので、生活必需品や服などは訓練所に入ったあとに支給される。そして、着てきた私服は宅配便で実家に送られるのだ。
また、新兵として入隊するときは、携帯電話を持ち込めない。
今までは携帯電話がある生活が当たり前だったが、軍隊に入ればそういうわけにはいかないのだ。
一転してアナログな生活に戻るのである。今の若者には、これが本当につらい。「軍隊は一般社会と違う」と割り切って、携帯電話がない生活に慣れるしかない。




なお、新兵訓練の期間には4週間課程と5週間課程がある。
一般兵士となる新兵はみんな5週間課程で、社会服務要員や義務警察官は4週間課程となる。
(ページ3に続く)

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