プロ意識に徹した彼
キム・ヒョンソクの話が続く。
「イ・ジュンギはレコーディングのときも納得するまでは夜中の3時になってもやめませんし、プロモーション・ビデオの撮影のときも2日間一睡もしないまま徹夜で踊るシーンを撮っても決して笑顔を忘れないんです」
このように、キム・ヒョンソクは感心しながら、イ・ジュンギの日頃の姿勢について語った。
3つ目は「プロ意識に徹した」エピソードだ。
兵役を終えて除隊したイ・ジュンギは、芸能界に復帰した。来日したときの記者会見で語った言葉がとても印象的だった。
「復帰作(『アラン使道伝』)は自分の欲で選んだのではなく、ファンの方々に僕の姿を見ていただきたい、という気持ちで選びました」
イ・ジュンギはいつも「ファンが第一」なのである。
イ・ジュンギは続けてこう言った。
「俳優としては、演技をやっては休み、やっては休み、というふうにしたいと考えてはいませんでした」
「作品ごとに自分に与えられたキャラクターについてどういうふうに消化していくのか、ということは、僕にとっては新しい挑戦です。そして、その挑戦自体がすごく刺激的だと考えています」
「こういう刺激をこれからもたくさん受けていきたいですね。それが僕自身の情熱につながり、その姿をこれからもファンの方々にお見せしたいと思います」
彼の言葉を聞いてこう思った。
イ・ジュンギが持っている最大の魅力は、ルックスや演技力もさることながら、やはり、誠実にファンの期待に応える人間性であるに違いない。
3つのエピソードがそれを証明している。
文=「ロコレ」編集部
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