NHKの総合テレビで放送された『オクニョ 運命の女(ひと)』。様々な登場人物がいたが、実在した人物と架空の人物に分けられる。それでは、実在の人物の本当の姿というのは、どういうものだったのだろうか。
実在した4人
『オクニョ』を演出したイ・ビョンフン監督は、韓国で「時代劇の巨匠」と呼ばれている。確かに、『宮廷女官 チャングムの誓い』『イ・サン』『トンイ』など代表作は大ヒットした。
この監督の特徴は、実在した人物に架空の人物をうまくからませて、物語を大きく展開させることだ。
また、ドラマが面白くなるためだったら、どんなストーリーも作ってしまう。
それゆえに、イ・ビョンフン監督の作品を実際の歴史のとおりだと思い込んではいけない。もちろん、現実にあった事件も多く取り入れられているが、全体的に見ればフィクションの割合が非常に高い。それがイ・ビョンフン監督の作品の特徴だ。
それでは、『オクニョ』はどうなのか。
このドラマの登場人物の中で、歴史的に実在した重要人物は4人いる。それは、文定(ムンジョン)王后、明宗(ミョンジョン)、尹元衡(ユン・ウォニョン)、鄭蘭貞(チョン・ナンジョン)である。
この人たちは、実際はどういう人たちだったのだろうか。
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文定王后(ムンジョンワンフ)は朝鮮王朝三大悪女よりもっとワルだった!
『オクニョ』で「悪の女帝」だった文定(ムンジョン)王后の実像は?