徴兵検査を受けると、1級から7級までの兵役等級を判定される。それによって、現役兵になったり兵役免除になったりするが、大物スターの場合はどうだったのだろうか。兵役免除になった理由について説明しよう。
どんな身分となるのか
兵役等級によって、どのように判定されるだろうか。
・1級から3級までが現役兵
・4級は補充役となり社会服務要員となる。
・5級は第二国民役で平時には兵役免除となるが、戦時には勤労召集の対象者となる。
・6級は完全な兵役免除
・7級は徴兵検査再診対象者
このように、5級か6級と判定されると、兵役が基本的に免除される。
他に、次に該当する人たちが兵役免除となる。
・本人でなければ家族の生計を維持できない人
・2年以上の受刑者(執行猶予者を除く)
・学歴が低いと認定された人
・孤児や帰化者など
・外国に永住権がある人
この他に、スポーツの分野では「オリンピックで銅メダル以上、アジア大会で金メダル」ならば現役兵としての軍務が免除される。また、音楽の分野でも国際コンクールや国内コンクールで優秀な成績をおさめた人が免除対象になる。
以上のことをふまえて、大物スターの兵役免除の理由を見てみよう。
それぞれの事情
ペ・ヨンジュンの場合は、理由が「視力不足」だった。
矯正視力が一定の基準に満たない場合は兵役免除の対象になる。ペ・ヨンジュンの場合はこの条件に該当した。
チャン・ドンゴンの場合は、理由が「疾病」だった。
彼は「気胸」を患った経緯があった。これは、呼吸困難や胸の痛みをともなう疾病であり、チャン・ドンゴンは兵役履行が無理と判定された。
チョン・ウソンの場合は、理由が「学歴不足」だった。
彼は高校を中退しているために、最終学歴が中卒の扱いだった。これによって学歴不足と認定されて兵役免除になっている。
パク・ヘジンの場合は、理由が「精神の不安定」だった。
彼は「うつ病」で長く苦しんでおり、それが兵役免除の認定につながった。最近の徴兵検査では精神鑑定を厳密に行なう傾向が強く、「精神の不安定」を理由に兵役免除になるケースが増えている。
以上、大物スターが兵役免除になった理由は「視力不足」「疾病」「学歴不足」「精神の不安定」などであった。
文=康 熙奉(カン ヒボン)
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