余分なスペースがない
韓国ドラマを見ればよくわかりますが、韓国式の長屋は門を入っていくと、まず広い中庭があります。
そこはいわばリビングルームの役割を果たしていて、そこで住人同士は集っておしゃべりに興じます。
そして、各住人の部屋はその中庭と直結した形で配置されています。ここでも廊下というものがまったくありません。
余分なスペースがないという意味では機能的です。
しかし、プライベートな生活を大切にしたい人にとっては、何でものぞかれているような気分になるかもしれません。
けれど、広いリビングルームや中庭を中央にすえて各部屋を直結させる韓国式の間取りは、人との密なコミュニケーションを取る場合にはとても便利なものです。
文=「ロコレ」編集部