絶妙なアドリブ対決
コン・ユは共演のイ・ドンウクについてこう語っている。
「イ・ドンウクさんとのシーンは、お互いにアドリブが多かったですね。現場であれほど笑いながら演じたのは初めてです」
「アドリブというと、たまに変な方向に行ってしまう人がいますが、イ・ドンウクさんは瞬発力があって最高でした。どんなアドリブもすべて受け止めてくれるんです。そのおかげで、シナリオにない予想外の展開になり、それによって新しいものを得ることもできました」
コン・ユが言うように、死神を演じたイ・ドンウクとのアドリブ対決は大いに盛り上がったようだ。
そうした撮影現場の楽しい雰囲気は、ドラマを通して視聴者にも十分伝わったことだろう。
ややもすると、生死を扱う『トッケビ』は重いテーマを抱えているように思えるが、コン・ユとイ・ドンウクがからむ場面というのは、思わず吹き出してしまうかのようにコミカルだった。
それもすべて、演じた2人のアドリブが冴えた結果だった。
そうした事実がわかると、同居しているキム・シンと死神がもめる場面がさらに愉快になってくる。
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コン・ユが『82年生まれ、キム・ジヨン』に出演した理由とは?
コン・ユが導く『トッケビ』の世界が人間の生死を乗り越えていく