両家の反対は?
妻「日韓の過去の歴史をひと通り知っていただけに、韓国ではいつも慎重に行動していました。特に日本人は、韓国では神経を使わないといけないんだ、と。だから、大きな声で日本語を話さないようにもしていたんですよ。日本語を話していて殴られたということが昔あったらしいから」
夫「彼女と結婚しようとしたとき、すでに父は亡くなっていましたが、親族は最初かなり反対でした。日本人なんて、とんでもないというわけですよ。でも、実際に彼女と会ってその人柄に触れたら、徐々に反対はなくなりました。やっぱり人柄が一番なんです。でも、日本に行ったら、彼女のお父さんが反対のようでしたが……」
妻「私が韓国にとてもはまっていたので、ウチでは私が韓国の人と結婚することもあるだろう、と予想していたはずです。それほど強く反対していたわけではないですね。逆に、私の友人たちはほとんど韓国に興味をもっていなかったから、まるでピンとこなかったみたい。韓国はいいところがいっぱいあるのに、日本の人はなぜわからないんだろうって妙な気持ちでした」(ページ3に続く)