躍動感と一体感が高度に融合
文在寅(ムン・ジェイン)大統領もよほど興奮したのか、5月28日にツイッターを通してコメントを発表した。
「世界中の若者たちが防弾少年団の歌と踊り、夢と熱情に安らぎを得て、勇気をもらいました」
一国の大統領が人気グループをここまで褒め讃えるのは異例なのだが、そのことに特別な驚きはない。それほどに、防弾少年団は「韓国の誇り」になっているのだ。
彼らがここまで快挙を達成できた理由は何だろうか。
それは、もちろん防弾少年団の圧倒的な実力だ。
7人が繰り出すダンス・パフォーマンスは、躍動感と一体感が高度に融合して、見る度に驚嘆するほど完成度が高い。
しかも、インターネットを通じて防弾少年団の映像が世界中に流れ、誰もが一目瞭然で彼らの世界に魅せられていく。
そういう意味で、防弾少年団は「ネット社会の申し子」であり、彼らのビジュアルなメッセージは、言葉の壁を超えて世界中のファンに心地よく伝わっていく。(ページ3に続く)