明治維新150年!当時の日韓関係は?

このエントリーをはてなブックマークに追加

新政府の意向

幕末に尊皇攘夷運動を進めた吉田松陰は獄中で著した「獄是帳」の中で、次のようなことを書いている。
「ロシアやアメリカと講和したあとは国力を養い、取りやすい朝鮮、満州、支那を従え、交易でロシアとアメリカから失った分は、朝鮮や満州の土地を取ってまかなえばいい」
たとえ欧米列強によって不平等条約を結ばされても、その損害をアジア各地の領土を取って補えばいい、という主旨だ。




吉田松陰の高弟として知られた木戸孝允は明治政府の元勲となったが、1868年12月に岩倉具視に対して「使節を朝鮮に派遣して無礼を問い、相手が服従しなかったなら罪を責めて攻撃すればいい」と述べている。
まさに征韓論である。
ただし、木戸孝允が指摘するような無礼が朝鮮王朝にあったのかどうか。
あくまでも朝鮮王朝は徳川幕府と続けていた善隣関係を基本に明治政府の対応を見極めようとした。しかし、明治政府が従来の関係を踏襲しなかったので国書の受け取りを拒否したのだが……。(ページ3に続く)

韓国はなぜ日本の植民地になったのか(前編)

韓国は日本の植民地時代をどう生きたのか(前編)

世界遺産となった朝鮮通信使とは何か

日韓政治問題に翻弄されない「頼もしき韓流」

固定ページ:
1

2

3

必読!「ヒボン式かんたんハングル」

「韓流ライフ」というジャンルの中に、「ヒボン式かんたんハングル」というコーナーがあります。ここには、日本語と韓国語の似ている部分を覚えながら韓国語をわかりやすくマスターしていく記事がたくさん掲載されています。日本語と韓国語には共通点が多いので、それを生かして韓国語の習得をめざすほうが有利なのです。ぜひお読みください。

ページ上部へ戻る