各国の反応
「世界を感動させた李相花と小平、これがオリンピックだ」という大見出しを掲げたのが『スポーツソウル』である。記事は次のように伝えている。
「李相花と小平の2人が全世界に感動をもたらした。オリンピックは競争ではなく、祝祭だということをオッケトンム(肩を組む友達同士)をした太極旗(テグッキ)と日章旗が代弁していた」
「韓国選手として、オリンピック史上初の3連覇を目指していた李相花は銀メダルとなった。彼女は10年以上友情を重ねてきた小平と敬意を示しあった後、トラックを半周回って手を取りあった。こうした場面は、すぐに全世界に伝わっていった。IOCはホームページでスピードスケート女子500mの様子を伝えながら『メダルが確定した後、小平奈緒が李相花に駆け寄った。2人は国旗を掲げて氷上を回った。これがオリンピックだ』と伝えた。AP通信は『歴史的な問題を抱えていた2つの国が、競技場で和合を見せてくれた』と讃えた。アメリカNBCは『李相花と小平の抱擁はスポーツマンシップが何であるかを見せてくれた』と称賛した」
このように、『スポーツソウル』は各国の報道ぶりも伝えていた。(ページ3に続く)
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