平昌(ピョンチャン)オリンピックのチケット販売が不振だという話が伝わってきている。しかし、この問題を日本的な感覚で捉えてはいけない。もともと韓国人は、世界的なビッグイベントでも、生観戦にはこだわらない傾向がある。
テレビでゆっくり見たほうがいい
平昌オリンピックの大会組織委員会の発表によると、2017年12月21日の時点で、107万枚用意されている観戦チケットのうち実際に売れているのは61%だという。この数字をどう考えるか。
大会の1か月半前になってもまだ40%が売れ残っているということだ。日本から見て、ちょっと考えられない数字ではないだろうか。
しかし、単純に平昌オリンピックが不人気だというわけではない。チケット販売というのは、韓国から見ると別の見方があるのだ。わかりやすく言うと、サッカーのワールドカップだろうがオリンピックだろうが、世界随一の大会であっても生観戦にこだわらないのが韓国人気質というものだ。
「テレビでゆっくり見られるというのに、なぜ高いお金を払って会場まで足を運ぶ必要があるのか」
そう考えている韓国人が非常に多いということだ。(ページ2に続く)
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