先輩として後輩の新兵を管理する
基本的に助教は、兵役で入ってきた人を対象に採用されるが、誰でもなれるわけではない。やはり、新兵訓練で優秀な成績を挙げた者の中から選抜される。
特に助教に選抜されやすいのは、「高学歴者」「身体条件が整っている人」「両親が健在な人」「専門的な資格を持っている人」などと言われている。様々な条件を加味されて面接を受けたうえで助教に採用される。
この助教は具体的に何をするのか。
彼らは、すでに新兵訓練を終えているので、新兵訓練の状況がよくわかっている。そこで、助教は兵役の先輩として後輩たちの宿舎の管理、訓練に必要な物品の準備、さらには教官が指示する様々な仕事をこなしていくことになる。
助教になったと言っても、兵役期間は通常の兵士とまったく同じであり、階級の昇級も他の兵士と同様になる。
これからテギョンは、新兵教育隊の助教として教官を助けて後輩となる新兵たちの管理や教育に当たるわけだが、面倒見のいいテギョンのことだから、しっかりと助教の任務をこなしていくことだろう。
文=康 熙奉(カン ヒボン)