ユ・スンホといえば、天才子役の名をほしいままにした俳優だ。成人した後もすばらしい演技力を見せているが、彼は19歳のときに早くも兵役に入って、21カ月の軍務を終えている。その選択が意味するものは何か。
「子役も大成する」を証明
韓国にも天才子役と呼ばれた人たちが何人もいるが、正真正銘と言えるのは女性ではムン・グニョン、男性ではユ・スンホである。
彼の場合、『カシコギ』では白血病の子供という難しい役をわずか7歳でこなし、映画『おばあちゃんの家』での演技も絶賛された。
2007年には『太王四神記』で、ペ・ヨンジュンが扮したタムドクの子供時代を演じて、さらに注目されている。
こうして子役として評価を高めれば高めるほど、彼にとっては不安が大きくなった。なぜならば、韓国にも「子役は大成しない」という妙なジンクスがあるからだ。
しかし、今はこのジンクスも語られなくなった。それは、まさにユ・スンホの功績でもあるのだろう。
彼のキャリアを見ていて特筆すべきなのは、19歳のときに早くも兵役に入っているということである。(ページ2に続く)