「張禧嬪(チャン・ヒビン)よりトンイが悪女!」と言える3つの根拠

このエントリーをはてなブックマークに追加

本当の悪女はどちら?

3つ目の根拠。
張禧嬪の息子は粛宗が亡くなった後、20代王・景宗(キョンジョン)として即位した。しかし、わずか4年で世を去ってしまった。
それによって、景宗の弟だった英祖(ヨンジョ)が21代王として即位した。英祖はまぎれもなくトンイの息子である。
しかし、父親である粛宗とまったく似ていなかったと言われている。景宗のほうは粛宗によく似ていたのだが、英祖はなぜかまったく似ていなかった。
英祖が即位した後に反乱が起きたが、その反乱軍が大義名分にしたのは、英祖が粛宗の子供ではないということだ。




当時はその噂は国中に広まっていた。事実であれば、トンイは粛宗以外の男性と男女関係を結んでいたことになる。その相手としては、トンイの黒幕だった金春沢(キム・チュンテク)の名も取り沙汰されている。
張禧嬪は作られた悪女である。実際、「朝鮮王朝実録」を読む限りにおいて、張禧嬪が悪行をした形跡はない。しかし、女官から王妃になったことで怨まれて様々な悪口を言われたのは事実である。
一方のトンイは、張禧嬪とは逆に悪女と呼ばれたことが一度もない。しかし、「朝鮮王朝実録」を読み、当時の状況を推察すると、張禧嬪よりトンイのほうが悪女だったと明確に思える。
ドラマでは、心の清らかな女性として描かれていたトンイ。果たして、実際はどんな女性だったのだろうか。

文=康 熙奉(カン ヒボン)
新潮講座(03-3266-5776)で「トンイも悪女? 韓国時代劇の主人公は史実とどれだけ違うのか」を開催。4月14日、5月19日、6月9日の3回連続講座/すべて13:30~15:00/9,900円(税込3,300円×3回)。会場は神楽坂。「オクニョ」「トンイ」「イ・サン」「ヘチ」の主人公の知られざる真実を解説。詳しくは下のリンクを見てください。
https://kohza.shinchosha.co.jp/shincho/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=203077

朝鮮王朝三大悪女は誰なのか

朝鮮王朝三大悪女の鄭蘭貞(チョン・ナンジョン)は救いようがない悪女!

「朝鮮王朝三大悪女」の中で誰が一番の悪女か?

「朝鮮王朝三大悪女」にはオモテとウラがある!

張禧嬪(チャン・ヒビン)!側室に転落した王妃

鄭蘭貞(チョンナンジョン)!「朝鮮王朝三大悪女」の悪行

固定ページ:
1 2

3

必読!「ヒボン式かんたんハングル」

「韓流ライフ」というジャンルの中に、「ヒボン式かんたんハングル」というコーナーがあります。ここには、日本語と韓国語の似ている部分を覚えながら韓国語をわかりやすくマスターしていく記事がたくさん掲載されています。日本語と韓国語には共通点が多いので、それを生かして韓国語の習得をめざすほうが有利なのです。ぜひお読みください。

ページ上部へ戻る