朴槿恵スキャンダルで急に『太陽を抱く月』を思い出した理由

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現実はドラマより複雑怪奇

『太陽を抱く月』で重要な役割を果たしていたのが巫女の存在だった。
なにしろ、このドラマには巫女がよく登場し、物語を大きく動かしていた。それほどに、朝鮮王朝時代の大奥では巫女が存在して、呪詛(じゅそ)などで暗躍していたのだ。
現代の韓国。朴槿恵スキャンダルはドラマ以上に奇々怪々とした展開を見せているが、事件の中心人物の崔順実(チェ・スンシル)容疑者は、側近政治に陥っていた朴槿恵大統領にとって、霊能を発揮する巫女のような存在ではなかったのか。




そうでなければ、大統領という最高権力者の心をあれほど支配することはできなかったと思える。
韓国ドラマは、起こりそうもないことを、さも実際に起こるかのように描く。その奇想天外なところが面白さの秘訣なのだが、今回の大統領をめぐる事件は、ドラマ制作者も思いつかないような不思議な展開を見せている。
事実が複雑怪奇になればなるほど、巫女が暗躍した『太陽を抱く月』を思い出してしまう。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

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