感情論ではなく現実論を!
イ・ミンホの場合は、韓流ブームの牽引者としての立場を兵務庁が高く評価して兵役延期申請が認められている。いわば、兵務庁のお墨付きだ。
そうであるならば、一部のネットユーザーが「公益判定なら早く兵役入りすべき」という批判も当たらない。
イ・ミンホのような人気スターであれば、山のようなオファーの中から適切に判断して次の作品を決めている。
からだが1つしかない以上は、その活動は限定的にならざるをえないし、タイミングの上でも兵役入りが遅れてしまうのもやむをえないと私(康熙奉〔カン・ヒボン〕)は考える。まさに現実は、「意図的に遅らせているわけではなく、空白期間を作れないほど芸能活動が過密で、結果として兵役入りが遅れている」ということだ。
一般の人と事情が違うのは当然であり、イ・ミンホなりに最善を尽くそうと努力している。そのことはファンも理解しているはずだ。
人気スターという立場上、いろいろと言われてしまうのは仕方がないが、感情論ではなく現実論で語ってあげないと、スターも立つ瀬がない。
兵役問題が韓国で敏感であることは承知しているが、早く兵役入りをしたくてもできない事情を考えてあげれば、スターの側もプレッシャーが幾分かは緩和されるのではないだろうか。
ちなみに、イ・ミンホがチョン・ジヒョンと共演したドラマ『青い海の伝説』が11月16日から韓国SBSで放送が始まる。このドラマの撮影が終わったあとに、イ・ミンホは社会服務要員として兵役に入る可能性が高いかもしれない。
文=康 熙奉(カン ヒボン)