復帰後を見据えた決断が必要
個人で活動している俳優の場合は、兵役入りする時期をグループのように他のメンバーに合わせる必要がなく、自分で自在に選べるのだが、それも時間を経るごとに余裕がなくなってくる。
なにしろ、30歳を越えて兵役は延期できないのである。しかも、あまりギリギリまで延期すると、ネット上で「兵役の義務を積極的に果たそうとしていない」という批判を浴びて、国を愛する心を疑われかねない。
韓国の芸能人の場合、愛国心に疑問を呈されるというのが人気に決定的に響く。できれば、そういう事態を避けなければならないのだ。
イ・ミンホとチョン・イルは、交通事故の後遺症で兵役を社会服務要員(公益勤務)で代替させることが決定している。来年の早い時期までに、2人は兵役入りして社会服務要員として役所勤務になるはずだ。
注目されるのがチャン・グンソク。彼はどの時期にどんな形で兵役を遂行しようとしているのか。タイミングとしては今秋が兵役入りにふさわしかったのだが、本人はどう考えているのか。兵役から復帰したあとの先々を考えると、あまり延ばさないほうが得策だと思えるのだが……。
文=康 熙奉(カン ヒボン)