「両班」を知れば韓国社会がわかる!

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多くの科挙合格者を輩出!

韓国で河回村と聞くと、誰もが伝統と両班を思い浮かべるくらい昔の情緒がそのまま保存されている。まさに河回村は、韓国の精神文化を象徴するところなのである。

このように河回村が伝統と文化を保ってこられたのは、河回村を中心とするこの一帯の安東が昔から多くの名家を輩出したからに他ならない。彼ら名家は自分の先祖を誇りに思っていて、先祖の教えを数百年間変わりなく守っている。

実際、高麗王朝から朝鮮王朝に至るまで、両班の中で安東を始祖の地としている名家は数えきれないほどあるが、その多くは権力を求めて他の地域にまで勢力を広げ、今は大勢の子孫を残している。




その中の1つである豊山柳氏の一族は、朝鮮王朝の官吏任用試験である科挙に85人もの合格者を出している。まさに学問の名家でもある。

いくら支配階級の両班とはいえ、科挙に合格しなければ官吏になれなかった当時、科挙は国家最高の権威を持つ試験だった。

一生挑戦しても合格できなかった両班が多かったというから、その試験の難しさがわかる。

そのように学問重視の家風を持つ豊山柳氏を代表する人物が柳成龍(リュ・ソンリョン)である。(ページ3に続く)

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