兵役年齢は年末まで29歳
韓国の兵役法に定められている兵役年齢は、一般的な年齢の数え方と違う。普通、韓国では満ではなく数えで年齢を示すのが当たり前だが、兵役年齢は独特の数え方をする。
原則は、「現在年-出生年」で計算する。ここで導き出された年齢が、その年の1月1日から12月31日まで適用されるのだ。
チャン・グンソクの場合は、「現在年(2016年)-出生年(1987年)」となり、今年は1月1日から年末まで兵役年齢が29歳になっている。
このとき、誕生日がいつであるかは関係がない。誕生日が1月であろうが12月であろうが、1987年生まれは、今年はずっと29歳として扱われる。
逆に言うと、チャン・グンソクは来年1月1日から兵役年齢が30歳になる。兵役法には「30歳を超えて入隊を延期できない」という規定があるので、来年は完全に延期の限界となるが、今までの例でいうと、兵役年齢が30歳になるまで延期した芸能人はほとんどいない。なぜなら、制限いっぱいまで延期するのは、「兵役に行きたくない」という印象を強めてしまうからだ。
韓国の芸能界で、イメージを一番そこなうのは愛国心がないと見られてしまうこと。男子の義務である兵役を延期しすぎるのは、イメージを悪くするだけなのである。
そういう意味でも、まだ延期するのに余裕がある29歳のうちに兵役に行ったほうが無難である。(ページ3に続く)