朋道佳のイチオシ6『一理ある愛』

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最近は、韓国ドラマの中でも女性の揺れ動く心情を丁寧に描いている不倫ドラマが増えているような気がします。マクチャンドラマといわれるドロドロの愛憎劇も相変わらず多いですが、チ・ジニ、ハン・ヘジンが主演した『温かい一言』のように、日常のふとしたところにある危険な恋を女性視聴者の目線に合わせて作られているドラマが多く見受けられるようになりました。オム・テウン、イ・シヨン主演の『一理ある愛』もそのような作品の一つだといえるでしょう。

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リアリティを感じる仕上がり

『復活』『善徳女王』などで、カリスマな演技力を誇ったオム・テウンが、このドラマではイメージを一新し、妻に浮気をされる弱々しい夫を見事に演じています。そして、その一見弱々しく見える夫が大人の男の包容力を見せたとき、オム・テウンの魅力がキラリと光り、安定感のある演技に魅了されます。

この作品は『私の名前はキム・サムスン』や『きつねちゃん、何してるの?』の脚本家キム・ドウが手掛けていますが、これらのようなコミカルなイメージとは全く異なる雰囲気です。思わず笑ってしまうような場面が随所にあるわけではなく、号泣必至のシーンも正直それほど印象に残っていません。

それでも、このドラマに引き込まれてしまうのは、現実に起こりうるかもしれないほのかな恋愛と、家族の介護問題、夫婦の心のすれ違いなどが、静かに淡々と寄り添うように描かれているからなのかもしれません。

また、女性視聴者の目線に立ってはいるものの、ナレーションはオム・テウンが担い、男の心情を淡々と伝えてくるところが、よりリアリティを感じる仕上がりになっているように思います。(ページ2に続く)

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