東方神起ユンホが熱演した「大韓民国 愛 コンサート2016」鑑賞ルポ(後編)

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ユンホの真摯な姿勢は不変

チョン・ユンホという一介の将兵としてもそうだ。人間だからいつも万端ではないのだからたまには手を抜いてもいいのに、ユンホは最善を尽くすことしかできないのかもしれない。そのほうが気持ちが楽なのかもしれない。
こうしてコンサートはエンディングを迎えた。
韓国の伝統的で華やかな舞踊や曲芸が繰り広げられていると、そこにユンホたちも登場した。
先ほどとは違ってにこやかでリラックスした感じ。何やら可愛らしい振りのダンスもして、クルリと後ろを向きながらお尻のポケットに仕込んだ2本の太極旗を抜いてこそこそ開いたりして、ソロの時とのギャップがまた楽しかった。
終わると記念撮影が始まるまで、ユンホは左手に旗を持ち右手はギュッとこぶしを握ったままで、前を向いてほとんど不動でMCが終わるのを待っていた。




記念撮影中にスタッフだろうか、誰かがユンホの隣に来て一緒に写真を撮っていた。韓国はこの記念撮影の時間が結構自由なようで、何かしらハプニングがあったりして微笑ましい。
こうしてコンサートは無事に幕を閉じた。
今回だけでなく、ユンホが出る軍のイベントには毎回海外からも多くのファンが駆けつける。みんな、日常の様々なしがらみも何とか解決してやってくる。ユンホのステージはそれだけの価値があるということだ。
ドームでも野外の小さな会場でも、ファンが多くても少なくても、ユンホの真摯な姿勢は変わらない。いつも、「来てよかった!」と思わせてくれる。「頼りがいのあるかっこいいモンスター」に確実に進化中だ。

文・写真=M.Takahata
写真=K.Aoki B.Park

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