『テバク』の影の主人公と呼ばれた李麟佐(イ・インジャ)は何者?

このエントリーをはてなブックマークに追加

「大元帥」と自称した男

英祖の兄の景宗は、父親の粛宗が亡くなった1720年に即位したが、当時は景宗を支持する少論派と、英祖を支持する老論派の主導権争いが激しかった。

景宗が即位からわずか4年で世を去って異母弟の英祖が即位したのだが、少論派は「英祖が景宗を毒殺した」と猛反発した。そうした少論派と結託する形で1728年に大々的な反乱を起こしたのが李麟佐だった。

彼はもともと清州(チョンジュ/都から東南側に130キロ離れた都市)に住んでいたが、1724年3月に郎党を率いて清州城を攻めて占領した。




勝ち誇った李麟佐は自らを「大元帥」と称した。彼は「景宗のための復讐だ」という大義名分を掲げ、景宗の位牌をあえて用意して、それを拝み続けた。「義は我らにある」という姿勢を見せて、同志を募ったのである。

兵力を増やした李麟佐の軍は、北上を開始して都をめざした。賛同する者も多かったが、李麟佐に「大元帥」と称するほどの統率力があったのかどうか。

彼は景宗の名を借りて、自らの野心をふくらませただけではなかったのか。

大義名分を掲げて北上して都に迫ったものの、最後は官軍に大敗して、李麟佐は生け捕りにされたあとに処刑された。(ページ4に続く)

ページ:
1 2

3

4

関連記事

  1. 『テバク』の鍵を握るチョン・グァンリョル

  2. 『テバク』歴史解説!登場人物の本当の姿

  3. チャン・グンソク/『テバク』に至る長い道(最終回)

  4. チャン・グンソクが『テバク』で新境地を開く!

  5. チャン・グンソク 『テバク』から始まる新しい挑戦

  6. チャン・グンソク 『テバク』から始まる新しい挑戦(3)

  7. チャン・グンソクなら『テバク』を見なければならない(後編)

  8. BS日テレで放送のチャン・グンソク主演『テバク』の歴史解説!

  9. チャン・グンソク/『テバク』に至る長い道(4)

PAGE TOP