主役の出演シーンが少ないのでは?
一方で、チャン・グンソクが主役としてひんぱんに出てこないのはなぜ、という意見もあった。
「画面転換で毎度チャン・グンソクの感情のシーンを粉々にして、表情演技中の途中に切り捨てています。チャン・グンソクの出演が多ければ分かりませんが……。チャン・グンソクの出演も少ないのは、いつもチャン・グンソクのシーンを切るからですか? 予告や先行公開で出てきたはずなのに、本放送で出てこない場面が、チャン・グンソクだけなぜ多いのでしょうか。本当に演技が上手な俳優なのに惜しいですね」
これは、視聴者の偽らざる実感だろう。
主人公なのに、テギルの出演場面はそれほど多くない、といった印象がある。このあたりは、脚本の仕上がりの上で仕方がないのかもしれないが……。
その脚本に、視聴者の矛先が向かっている。
「ドラマで脚本の比重がどれくらい重要なのかがわかるドラマです。怒りがわいてくるほど、演技者が痛ましいだけです」
こう書いてきた視聴者の心情が理解できる。
どんなに優秀な俳優も、結局は脚本の中だけしか動けないのだから……。(ページ4に続く)