木管楽器と金管楽器
軍楽隊である以上、重要なのが楽器の編成である。それでは、師団に所属する軍楽隊には、どんな楽器の担当者がいるだろうか。
具体的に見ていこう。
●木管楽器
かつては木で作られていたが、今はかならずしもそうではない。楽器の分類で言うと、「金管楽器以外の管楽器」という意味で使われることが多い。
通常の軍楽隊では、木管楽器の中ではクラリネット、フルート、ピッコロ、サクソフォーンなどが編成される。
そして、木管楽器は全体で10人前後が編入されるのが一般的だ。
この中で人数が多いのがクラリネットとサクソフォーンである。
●金管楽器
主に真鍮(ブラス)で作られているが、唇の振動で音を出す楽器であって、金属でできているかは関係がない。
通常の軍楽隊では、金管楽器の中ではトランペット、トロンボーン、ユーフォニアム、チューバ、スーザフォンなどが編入される。
金管楽器は全体で12人前後で編入されるのが一般的だ。
この中で人数が多いのがトランペットとトロンボーンである。
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