彼の成長を実感できる作品
チャン・グンソクにとっては、チェ・ミンスやチョン・グァンリョルといった名優たちと共演できたことも非常に大きい。
チャン・グンソクは前述の記者懇談会でこう述べている。
「先輩の方々は、自分がまだ不十分で至らない部分があっても、100%至るように助けてくださいました」
この言葉の中に、チャン・グンソクの感謝が込められている。彼も子役時代から通算すると相当なベテランになるのだが、それでも謙虚に先輩俳優(チェ・ミンスやチョン・グァンリョル)の協力に謝辞を示している。きっと、俳優としていい刺激をもらっていたに違いない。
韓国での放送は残り8話となったが、果たしてチャン・グンソクは今後どんなテギルを見せてくれるのだろうか。
これからはいよいよ大勝負のときを迎える。国を賭けた戦いがあり、テギルも反乱を起こす李麟佐(イ・インジャ)と真っ向から対決しなければならない。
チャン・グンソクは『テバク』を「成長に導いてくれた作品」と称した。実感をともなった言葉だ。そうであるなら、これから視聴者は『テバク』を通してチャン・グンソクの成長をたっぷり見ていくことになる。このうえもない楽しみだ。
文=康 熙奉(カン ヒボン)