まさか本物の蛇とは
チャン・グンソクも『テバク』には大きな手応えを感じている。
5月20日には記者懇談会が開かれたが、その場でチャン・グンソクはこう発言している。
「『テバク』では、今までに演じてきた似たような姿の演技ではなく、本当に渾身の力を尽くして、今までにないキャラクターを表現しました。この『テバク』は、私を成長に導いてくれた作品だと思います」
「『テバク』は、演技の喜びを悟らせてくれて、また、他の可能性を広げてくれました。『テバク(大当たり)』という言葉のとおり、私の俳優人生でもとても大きい“大当たり”です」
劇中で苦難のテギルが蛇を食べるシーンがあったが、それについてはこう語った。
「まさか本物の蛇は使わないのでは、と思いながら撮影現場に行ったら、本当の蛇を持ってきました。蛇の飼育場から直接持ってきたようです」
「蛇を食べる場面はきつくなかったですよ。自分も知らずに、撮影現場でカメラの赤いランプが付くと、何かを表現しなければいけないという圧迫感がありました。けれど、撮影が終わってもう一度考えてみたら、吐き気が出てきたこともありました」
本当に驚いた。まさか、本物の蛇を使っていたとは……。
チャン・グンソクもきっと、無我夢中で演技していたに違いない。(ページ3に続く)