韓国で第16話が放送されて全24話の三分の二が終了した『テバク』。チャン・グンソクの演技がますます良くなっている。彼も、演じていて楽しくて仕方がないのではないか。俳優は作品によって育てられる。『テバク』はチャン・グンソクにとって忘れられないドラマになるだろう。
演技表現が芸術的
第16話でのチャン・グンソクは、とても難しい演技を求められた。なぜなら、自分が王の息子であるという驚愕の事実を知らされたテギルが、苦悩しながらも新しい人生を歩き始めたからだ。
王の息子であり、ヨニングン(後の英祖〔ヨンジョ〕)の兄であるとわかった以上、テギルはそれまでのテギルではない。チャン・グンソクとしては、主人公のテギルを別人のように演じなければならない。まさに、俳優としての多様性を問われる場面の連続だ。
しかし、チャン・グンソクは臆することなく、堂々と「王の息子」を演じきっていた。さらに、親しい仲間と接するときには、周囲をホッとさせる余裕の演技も見せている。
そんなチャン・グンソクに対しては視聴者からも好意的な意見が寄せられている。
「『テバク』出演陣の演技は、みんな神のようです。その中でも、チャン・グンソクの演技は1人で何役もやっている感じ。多様なキャラクターをすべて消化しているので賛辞を送りたいです」
「テギルがあまりにもカッコイイ! どんどん素晴らしくなるペク・テギル! 表情演技がチャン・グンソクは芸術的。耳も動きまでも……。アクションシーンもとてもいいですね」
まさに、『テバク』を見ている人たちの喜びが伝わってくるかのようだ。(ページ2に続く)