ペ・ヨンジュン 過去への旅路〔第11回〕

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第11回 『冬のソナタ』前夜

久々の復帰作となった『ホテリアー』で、ペ・ヨンジュンは洗練された演技を見せて、ゆるぎないトップ俳優であることを証明した。さすがにホッとしたことだろう。『ホテリアー』の放送が2001年6月に終わると、そのままペ・ヨンジュンはロサンゼルスに飛び、有意義な夏休みを過ごした。

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レット・イット・ビー

ロサンゼルスで英語の語学学校に通ったり、きままに街をブラついてショッピングをしたり……。心からリラックスしている間に時間はどんどん過ぎ、彼が韓国に戻ってきたのは10月3日だった。なんと3カ月あまりにわたる長期休暇になってしまったわけだ。

しかし、この時間は本当に貴重だった。

アメリカの自由な風に触れたことで、ペ・ヨンジュンの演技に対する姿勢も微妙に変わってきた。たとえていえば、ビートルズの名曲のタイトルにもなっている『レット・イット・ビー』の心境というべきか。つまり、「あるがままの自分」をもっと表現してもいいのではないか、ということだ。そんな気持ちになったのも、アメリカで大いに刺激を受けたからだ。




韓国にいると、ペ・ヨンジュンは俳優として高い評価を得る一方で、どうしても窮屈な生活を余儀なくされる。しかし、アメリカでは周囲の視線を気にする必要がまったくなかった。

しかも、アメリカの人々は、誰もが自由にふるまっていて、本当に楽しそうだった。

常に自分らしくあること。

そのことをペ・ヨンジュンはアメリカでの生活で強く実感したのである。(ページ2に続く)

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