東方神起ユンホの快挙が「芸能界の兵役問題」を改善させる

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芸能界の立場を高めた

過去に芸能人で特級戦士に選ばれた人は何人もいるが、ユンホの場合は別格な扱いだった。なにしろ、陸軍の公式サイトには、第26師団のシン・イノ師団長とユンホのツーショット写真が華々しく掲載された。

ユンホが受けた賞状を師団長が一緒に持ってくれている写真には驚いた。

師団長は少将である。一方のユンホは一等兵。階級制度が厳しい軍隊で、少将と一等兵が対等に並んで写っている写真というのも、きわめて異例である。それほどユンホの特級戦士選抜は陸軍も大々的に報道したかったのである。

これは何を意味するのか。




「国民から軍の活動を好意的に見てもらうためには、いかに芸能界のスターの存在が欠かせないか」を軍幹部が如実に理解していることの表れであろう。それが、公式サイトへのツーショット写真掲載につながった。

とりわけ、ユンホの存在感が大きい。東方神起のメンバーとして世界中で知られる大スターが、兵役で軍隊に入っても超一流の実力を示す……このことは、芸能界の立場を大いに高める快挙であった。

その影響は小さくない。スポーツ選手のような兵役免除の特典がなく、芸能兵も廃止されてしまった今、それに代わる恩恵をスターには与えてもいいのではないか。そういう議論が起こっても不思議ではない。そういう機運を醸成したという観点でも、今回のユンホの特級戦士選抜は重要な意味を持つ。

彼の残りの軍務は11カ月。さらにどんな活躍をして「大韓民国の息子」という名声を高めていくのだろうか。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

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