ペ・ヨンジュン 過去への旅路〔第8回〕

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演出陣との不仲説

……継続してKBSのドラマに出演していますが、最近「脱KBS」宣言をしたと伝えられています。

「KBSで最初の一歩を踏み出したし、KBSで育ちました。これまで、KBSで数多くのドラマに出演してきましたが、あえて移る必要がどこにあるのかと思っていました。しかし、どのみち演技者になるために、放送局が偏っていてはいけないという考えが浮かんできました。今後は良質の作品を優先させる予定です」

……最近演出陣との不仲説が出回っています。もしかしてその影響なのでは。

「ささいな意見の摩擦が不仲説として飛火した模様です。演出者や演技者もみんな、良い作品を制作しようと努力しています。その中で、意見の摩擦が起こることは、十分にありうることだと思っています。外から見るときに不仲として映ったのであれば、それは本当に残念なことです。そして、KBSを離れるという考えがそのためであるという見方があるならば、それに対しても残念としか言いようがありません」




このように、「イルガン・スポーツ」はペ・ヨンジュンのコメントを掲載しているが、ここで気になったのは、「演出陣との不仲説」という部分だ。

韓国社会では、儒教的な長幼の序が重んじられるが、それはドラマの制作現場でも変わらない。年下の者が少しでも意見を言うと、「生意気だ」と受け止められてしまうのだ。けれど、良いドラマを制作しようとすれば、出演者が最善の演技をすると同時に、自分の意見を述べ合うことも大事である。

ペ・ヨンジュンもドラマの出来をよくするために、自分の出演シーンについて意見を言うことがある。

その点では、ペ・ヨンジュンは決して妥協しないタイプなのだ。
(ページ3に続く)

ペ・ヨンジュン 過去への旅路〔第9回〕

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