我が子のためにも
イベントの開催前のフォトセッションで、ペ・ヨンジュンはこう挨拶した。
「このプロジェクトは、アジアの子供たちに希望を与えるというものです。ほほえみを届けられる意味あるスタートを切れればいいと思います。今後も多くの関心をお寄せくださるようにお願いいたします」
彼はイベントの中でもこうファンにアピールしている。
「私は普段から子供たちや地球環境に関心を持っていました。アジアの子供たちが笑顔を取り戻すきっかけになればうれしいと思います」
この言葉は多くの人の胸に届いた。
韓国のスターは慈善活動にとても熱心だが、特にペ・ヨンジュンの場合は「子供たちが安心して暮らせる未来をどう作っていくべきか」というテーマに強い関心を寄せていた。そのように子供に無限の愛を示してきた彼が、今度は自らの子供を授かろうとしている。特別な感慨があることだろう。
子供の将来については、大人が強い責任を持っている。
そのことを心から痛感するからこそ、ペ・ヨンジュンは危機感を持って子供と地球環境を守る活動をしてきたのだ。
今後はそうした活動に、「我が子のためにも」という新しい目的が加わることになるのであろう。
文=康 熙奉(カン ヒボン)