チャン・グンソクが『テバク』を代表作にするために必要な3つの条件

このエントリーをはてなブックマークに追加

名優たちを上回る演技を!

3つ目の条件は、チャン・グンソクの演技が韓国で高い評価を得ることだ。代表作にしようとしたら、この条件が絶対に欠かせない。

もともと、韓国における俳優の評価は、ドラマより映画上位であった。どんなに大ヒットしたドラマでブレークしたとしても、映画で優れた演技を見せないと、俳優としての評価がなかなか上がらないというのが韓国芸能界の掟であった。

しかし、韓流ブームがアジア各国で起こってから、俳優の立ち位置に変化が現れた。本来なら、映画で成功した俳優はドラマには戻らなかったのだが、今は映画で活躍した名優が次々にドラマの主役に復帰している。そういう意味では、「俳優の評価は映画上位」という掟が通用しなくなってきた。

これによって「チャン・グンソクに追い風が吹いてきた」と言っても過言ではない。




ただし、同じ演技の繰り返しではなく、幅広い役を多彩に演じ分けられないと、韓国では俳優の評価が上がってこない。

つまり、ラブコメだけでは苦しい、ということなのだ。

その点、『テバク』はチャン・グンソクにとって役柄の幅を広げる絶好の機会になった。しかも、時代劇は評価ポイントが高いジャンルである。

名優たちに囲まれて主役を担っているチャン・グンソク。チェ・ミンスやチョン・グァンリョルといった共演陣を食ってしまうほど存在感を示せれば、評価は後からいくらでも付いてくる。

以上のように、『テバク』がチャン・グンソクの代表作になるための3つの条件を挙げた。すべては第11話以降の彼の演技力にかかっている。ぜひ大きな目標に向かって邁進してほしい。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

固定ページ:
1 2 3 4

5

必読!「ヒボン式かんたんハングル」

「韓流ライフ」というジャンルの中に、「ヒボン式かんたんハングル」というコーナーがあります。ここには、日本語と韓国語の似ている部分を覚えながら韓国語をわかりやすくマスターしていく記事がたくさん掲載されています。日本語と韓国語には共通点が多いので、それを生かして韓国語の習得をめざすほうが有利なのです。ぜひお読みください。

ページ上部へ戻る