『太陽の末裔』の演技に生きたソン・ジュンギの軍隊生活

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かつて韓国では「兵役は芸能人にとっての墓場」と言われていた。兵役で芸能界を留守にしている間に人気が落ちてしまう、という意味で、それを恐れて兵役忌避の問題を起こす芸能人も少なくなかった。しかし、その言葉が最近は聞かれなくなってきた。

最前線で軍務に励む

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『太陽の末裔』に主演したソン・ジュンギ(写真/韓国KBS『太陽の末裔』公式サイトより)

ヒョンビンは、訓練が厳しい海兵隊の軍務をやりとげて芸能界に復帰して称賛された。その後では、なんといってもソン・ジュンギが「芸能人にとって兵役が墓場でないこと」を立派に証明してみせた。
彼は大人気となった『太陽の末裔』でエリート軍人のユ・シジンに扮したが、この役を演じるにあたって自身の軍隊生活が大いに役立ったことだろう。
そのソン・ジュンギが兵役のために入隊したのは2013年8月27日だった。




彼は1985年9月19日生まれなので、入隊時は28歳になる直前だった。韓国の男子は20歳前後で入隊する例がほとんどなので、新兵の同期生の中では最年長だったに違いない。
配属された部隊があるのは江原道(カンウォンド)の高城(コソン)。韓国でも東海岸側の最北部で、軍事境界線の南側である。つまり、北朝鮮と激しく対峙する最前線なのだ。軍務はかなり厳しかったことだろう。
ソン・ジュンギが軍務中だった2014年6月には部隊で数人が死亡する銃乱射事件が起きている。
このときは彼の安否が相当に心配されたものだった。
(ページ2に続く)

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