今ユチョンの作品を見るならば

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絶対に出演したいドラマ

G-14

この表情がたまらない(写真/2012 MBC & Victory Production )

パク・ユチョンが『会いたい』のシノプシスを最初に受け取ったのは、仕事でアメリカに滞在していたときだった。

そのときの興奮を率直に語る。

「受け取ったときは夜遅い時間で明け方近くでした。読んで興奮してしまって朝7時ぐらいまで寝られませんでした。すぐに“この作品に出たい。この役は僕がやらなければ”と思いました。俳優なら誰もがやりたくなる役ですし、のがすものかと飛びつきました」

こうして主演が決まったが、それまでに演じた役柄と違って、『会いたい』のジョンウはかなり剛毅な役だった。

「撮影が始まる前にプレッシャーがありました。うまくやれるかどうか。子役たちがとても良い演技でスタートを切ったので、正直に言って少し負担も感じました。実際、僕が今までと違うタフな刑事の役を演じたときに、果たして視聴者の目にはどう映るのか。僕に合っていると思っていただけるかどうか。初めは少し心配でした。幸いにも、ジョンウの本来のタフな部分だけではなく、母親や恋人といるときのやさしい姿や、ちょっとふざけた部分もそれなりにお見せすることができたと思います」




作品数は少ないとはいえ、1作ごとに俳優としての評価を上げていたユチョン。彼は演じたジョンウというキャラクターをどう捉えていたのか。

「僕がジョンウの魅力を100%表現できたとは思いませんが、ジョンウは単につらくてインパクトがあるだけの役柄ではありません。人に優しい言葉をかけ、愛嬌も見せます。女の人の機嫌をとるようなセリフもあります。いろんな面を持った人物なんです。演じる僕としては、撮影時には泣くシーンの後に全然違う雰囲気のシーンを撮ったりしなければならなかったのですが……」

多様な面を持ったキャラクターを演じたので、ユチョンもやり甲斐があっただろう。

「ジョンウは刑事ですが、最初の頃はうまく演じられませんでした。頭の中にイメージはあったものの、すぐに行動ができなかったのです。もっとも、瞬発的にできるものでもないですし……。ジョンウがこれまで生きてきて身についた習慣を表現しなければならないので、それが少し大変でした。スヨンと一緒のときは違いますが、警察の同僚と一緒にいるときはおどけた感じで歩いてみたり、荒々しい雰囲気を出してみたりしました」

こうした発言を聞いていると、ユチョンがジョンウを演じるにあたっていかに苦労していたかがわかる。(ページ3に続く)

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