名作再現『春のワルツ』3/ユン・ソクホ監督インタビュー(後編)

このエントリーをはてなブックマークに追加

 

ユン・ソクホ監督はこう語っている。「いつもドラマを企画するとき、自分が好むことをしたいのですが、そういう場面は多くの人々が見慣れています。そこで、わざわざ体質改善をしようとすると、好きではないことをして心苦しくなります」

写真=Yoon’s Color




愛の領域を広げたもの

……今回はどんな意気込みで臨みましたか。
ユン・ソクホ「自分が好きでよく表現できることをやりたいし、季節シリーズの最後は今まで私が行ってきた面を捨てたくないんです。たとえば、私が時代劇を撮ればどうでしょうか。たぶん私が好きな雰囲気のものになるでしょう。自分自身が好きなタッチがあるんですよ。それがまた私の色であり、そんな面を温かく見てくださったらうれしいですね」
……『春のワルツ』は季節シリーズの完結編となりますが、それ以前の作品と違う点がありますか。
ユン・ソクホ「以前のドラマでは、たとえば『幼少時代にお互いに大好きだったが、ある障害のために離れ離れになってしまい、そして再会する』という主なストーリーの中で、愛の集中度が高い内容でした。そして、今度は愛の領域を広げたものになるでしょう。今回は、幼い男の子が傷を持ったまま去り、その後時間が過ぎた後に、その傷を癒す過程で人間的な和解と容赦(許し)を描きたいと思いました。




特に、個人的には容赦という側面を強調したいのです。また、春という季節に合うような葛藤もなければならないのですが、このような葛藤と容赦という側面をドラマチックにお互いに混ぜ合わせようとするのが私の望みです」

構成=「ロコレ」編集部

名作再現『春のワルツ』1/ユン・ソクホ監督インタビュー(前編)

名作再現『春のワルツ』2/ユン・ソクホ監督インタビュー(中編)

名作再現『春のワルツ』4/「ソ・ドヨン」インタビュー

必読!「ヒボン式かんたんハングル」

「韓流ライフ」というジャンルの中に、「ヒボン式かんたんハングル」というコーナーがあります。ここには、日本語と韓国語の似ている部分を覚えながら韓国語をわかりやすくマスターしていく記事がたくさん掲載されています。日本語と韓国語には共通点が多いので、それを生かして韓国語の習得をめざすほうが有利なのです。ぜひお読みください。

ページ上部へ戻る