【24歳のハン・ヒョジュ】第1回/『トンイ』前夜

このエントリーをはてなブックマークに追加

 

2023年2月22日に36歳の誕生日を迎えたハン・ヒョジュ。彼女が24歳のときにNHKで記者会見をした当時のことを振り返ってみよう。第1回は『トンイ』に主演する以前の話について、である。




めざましい活躍

女優ハン・ヒョジュが一般に知られるようになったのは、2005年の末だった。ユン・ソクホ監督が四季シリーズの最終作品として準備していた『春のワルツ』のヒロインに抜擢されたのである。
ユン・ソクホ監督はソ・ドヨンとハン・ヒョジュという新人を主役に選んだ理由をこう語っていた。
「春は始まりの季節なので、若い俳優を使って瑞々しい作品にしたかったのです」
結果的に言うと、誰もが注目する四季シリーズの最終作品は、新人には荷が重かった。視聴率は伸びず、評価も高くなかった。
けれど、女優ハン・ヒョジュを育てたという意味では、『春のワルツ』は人々の記憶に残るドラマとなった。実際、最初はぎこちない演技だったが、後半に至ってからのハン・ヒョジュの成長ぶりは際立っていた。不幸な生い立ちの中でもけなげに生きるウニョンの役をハン・ヒョジュは精一杯に演じて、多くのドラマ関係者の目にとまった。




以後の彼女の活躍は「めざましい」の一語である。
次々とオファーを受けて、『空くらい地くらい』『イルジメ~一枝梅』『華麗なる遺産』に主演して、こぞって高視聴率をあげている。とりわけ、『華麗なる遺産」の人気は凄まじかった。父の死や弟の失踪という困難に次々と襲われるウンソンという女性の役に扮したが、不幸にもめげずに明るく生きる彼女の姿は多くの視聴者に勇気を与えた。
そして、いよいよ『トンイ』に主演した。

文=康熙奉(Kang Hibong)
写真=富岡甲之(Tomioka Yoshiyuki)

【24歳のハン・ヒョジュ】第2回/『トンイ』の撮影に臨む

【24歳のハン・ヒョジュ】第3回/精神的な辛さ

【24歳のハン・ヒョジュ】第4回/『トンイ』の撮影を通して得た手応え

必読!「ヒボン式かんたんハングル」

「韓流ライフ」というジャンルの中に、「ヒボン式かんたんハングル」というコーナーがあります。ここには、日本語と韓国語の似ている部分を覚えながら韓国語をわかりやすくマスターしていく記事がたくさん掲載されています。日本語と韓国語には共通点が多いので、それを生かして韓国語の習得をめざすほうが有利なのです。ぜひお読みください。

ページ上部へ戻る