韓国社会のルールブック「第31回・ランチタイムお見合い」

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結婚は家同士がするもの?

この「ランチタイムお見合い」は、業者が斡旋する場合もあれば、知人や友人に相手を紹介してもらい、双方で相談して決める場合もあります。1時間ほどのお昼休みでは、相手のことがよくわからないと思われがちですが、「好き嫌いは第一印象で決まる」と考える人が多いようです。
もちろん、ランチだけなら食事代がそれほどかからないのも人気の理由です。そして相手を気に入ると、その日の夕方か週末にさらにデートをします。
わりと効率的なお見合いなのかもしれません。
ちなみに、両親が勧めることの多い韓国のお見合いですが、会うのは本人同士の場合がほとんど。相手の家柄や経済状況などについては、双方の親が事前に調べています。
ごく稀に母親同士が出席することがありますが、あいさつだけ交わすと退席してしまいます。つまり、両親はお見合いの場では当人同士にまかせるのです。




それで、相性が良くて結婚が決まると、途端に両親が何にでも口を出してきます。そういう姿を見ていると、まるで両親のために子どもたちが結婚をするようなものです。やはり、まだ韓国では「結婚は家同士がするもの」という意識が残っているのでしょう。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

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