韓国社会のルールブック「第6回・鉄道」

このエントリーをはてなブックマークに追加

融通を利かせる国

ついさっきまでビクビクしていたのに、「席を移って」と促された途端に大きな声を出した。
「見てみなさい。ガラガラじゃないの。あんたも好きな席に座ればいいでしょ」
強い口調で私はおこられた。その剣幕に従うしかなく、私は自分の席を断念して、他の空いている席に移った。
冷静になれば、先客の言うとおりかもしれない。
車内はガラガラなのである。しかも、相手は相当に年配の女性。わざわざ移ってもらわなくても、私が気を利かせればよかった。たとえ、女性が指定席券を持っていなかったとしても。




杓子定規だったようだ。
日本的には「決まりは決まり」なのだが、ここは韓国だった。なにごとにおいても、現実にそくして融通を利かせる国なのである。
(ページ3に続く)

韓国社会のルールブック「第1回・老舗」

韓国社会のルールブック「第2回・料理」

韓国社会のルールブック「第7回・刺し身」

ページ:
1

2

3

関連記事

  1. 韓国社会のルールブック「第13回・仏教寺院」

  2. ソウルでは自転車に乗る人をあまり見ない?

  3. ドラマで理解が深まる韓国の生活スタイル「第6回/わかめスープ」

  4. 春の莞島を旅する/前編「活魚海産物センター」

  5. 韓国の食卓では取り皿は使わない?

  6. 韓国は、鼻と目と耳と舌で感じる国だ

  7. ぜひ知りたい韓国の方言

  8. 韓国の食事のマナーとは?

  9. ドラマで興味を持った人のための「なるほど韓国」(中編)

PAGE TOP