『愛の不時着』でヒョンビンが演じているのは、北朝鮮の将校のリ・ジョンヒョクだ。彼は、北朝鮮に迷い込んでしまったユン・セリ(ソン・イェジンが演じている)を保護して、ずっと守り続ける。とにかく、献身的な愛を示すのであった。
ヒョンビンの存在感が凄い
リ・ジョンヒョクは正義感が強いばかりでなく、部下に対しても優しく接し、人間的にもすばらしい人物だった。
『愛の不時着』の前半部分は北朝鮮バージョンだったので、リ・ジョンヒョクもずっと軍服姿だった。この場合もヒョンビンならではの凛々しさがあったのだが、やはり軍人ということで堅苦しさも随所で見られた。
『愛の不時着』の後半になると、ユン・セリもかろうじて韓国に戻ることができて、2人は離れ離れになると思われた。
しかし、ユン・セリに北朝鮮の刺客が現れたことがわかり、リ・ジョンヒョクは彼女を守るために秘密のトンネルを通って韓国に渡っていく。こうして、『愛の不時着』の後半は韓国バージョンとなる。
必然的にリ・ジョンヒョクは軍服を脱ぎ捨てる。そして、現代にふさわしいファッションを纏ってソウルの繁華街に現れる。
ユン・セリと再会したリ・ジョンヒョク。ソウルの街角で颯爽と立っていた姿があまりにもカッコ良すぎた。
まさにヒョンビン!
長身のスタイルの良さに惚れ惚れした人も多いことだろう。
『愛の不時着』は、後半になってからヒョンビンの存在感が一層高まっていく。それだけに盛り上がりもすごかった。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
『愛の不時着』のヒョンビン!演技の多様性がどう変わってきたか
『愛の不時着』で韓国に渡ったヒョンビンの役柄がカッコ良すぎる!