珠玉のドラマ探訪15『太陽の末裔』

このエントリーをはてなブックマークに追加

 

大人気となったドラマ『太陽の末裔』の設定は、政情不安定な異国で軍人と医師団が奉仕活動に従事するというものだった。医者に扮したソン・ヘギョと軍人役のソン・ジュンギが緊迫した状況を乗り越えて愛を育んでいく演技を披露した。




ストーリーが面白い

ソン・ジュンギが扮するエリード軍人のユ・シジンが、第1話の冒頭から緊迫感あふれるアクションシーンを演じたが、本来は甘いマスクが持ち味だったソン・ジュンギの迫真の演技には本当に魅了された。
「ユ・シジンを演じるにあたって、軍務の経験が本当に役に立ちました」
ソン・ジュンギ自身もそう語る。
彼は軍事境界線のそばで兵役を務めたが、その経験が役作りに大いに生きたというわけなのだ。
それはまた、ソン・ジュンギの俳優としての成長を示す結果を生んだ。
このように様々な成功要因に彩られた『太陽の末裔』には見どころがたくさんある。
その中で特に強調できるのがストーリーの面白さだ。
ヒロインのモヨン(ソン・ヘギョ)は何度も命の危険に遭遇するが、その度にシジン(ソン・ジュンギ)が救世主として現れる。典型的なヒーロー物語が随所に織り込まれていて、そのハラハラ感がやみつきになる。




次に、キャスティングの魅力。
特に主役コンビのソン・ジュンギとソン・ヘギョがとてもいい。
柔らかい感性を持ちながら芯の強さを見せるソン・ジュンギと、勝気なエリート女性にして深い情を持っているソン・ヘギョの組み合わせはドラマの中でベストカップルだった。
やっぱりドラマは「主役の男女の魅力次第」。そのことを改めて実感させたのが『太陽の末裔』であった。
そして、ロケ撮影の美しさ。事前にたっぷりと時間をかけて制作されただけに、ロケハンも完璧であり、ドラマの中では随所にウットリする景色が出てきていた。
それは、見る人を別世界に誘うかのようだった。

構成=「ロコレ」編集部

珠玉のドラマ探訪1『コーヒープリンス1号店』

珠玉のドラマ探訪2『華麗なる遺産』

珠玉のドラマ探訪3『無法弁護士』

珠玉のドラマ探訪14『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』

珠玉のドラマ探訪16『お父さんが変』

関連記事

  1. 【韓国映画特集】『ハッピーニューイヤー』が本当に面白い!

  2. 優雅な上流階級の裏が見える『Mine』が面白い!

  3. 珠玉のドラマ探訪5『ヒーラー』

  4. 傑作時代劇『三銃士』をより楽しむ1 [悲劇の世子・昭顕(ソヒョン)]

  5. 珠玉のドラマ探訪3『無法弁護士』

  6. 『二十五、二十一』総力特集「第1回/最後の5分」

  7. 『ベイビー・ブローカー』を観ると再び『マイ・ディア・ミスター』が観たくなる

  8. 社会派ドラマの名作『アルゴン』

  9. 【韓国映画特集】『ハッピーニューイヤー』は幸せな気分で年末を素敵に締めくくれる映画!

PAGE TOP