イ・ミンホとチョン・ジヒョンの主演で大きな話題となった『青い海の伝説』。物語は朝鮮王朝時代から始まった。海岸の村に嵐が来て、住民たちも大変な目にあった。嵐が去って海岸に出ると、美しい人魚(チョン・ジヒョン)が浜に打ち上がっていた。
すばらしい存在感
海岸の村の実力者は新しく来た役人(イ・ミンホ)に悪事を見抜かれていたが、役人は実力者の悪事を見逃す代わりに、人魚を海に返してあげる。
時代が下って現代のソウル。天才詐欺師(イ・ミンホ)は一仕事を終えて海外の美しい海岸で休日を過ごす。
すると、自分の部屋に見知らぬ女性(チョン・ジヒョン)が潜んでいた。その女性は、海にいた人魚が人間に変身していたのであった……。
第1回の物語は、そんな始まりだった。
天才詐欺師に扮するイ・ミンホが実にいい。
先輩の大物女優チョン・ジヒョンを相手に、颯爽と演技をしている。表情もシャープで絵になっている。
まさに、主役としてすばらしい存在感だ。
チョン・ジヒョンは、いまさら言うまでもない。今の韓国でトップにランクされる女優。美しい人魚を演じたかと思うと、一転して人間に変身し、見知らぬ世界で戸惑う姿をコミカルに演じている。
この2人が主役となった『青い海の伝説』。美男と美女のウットリする掛け合いが、画面を一層華やかにしていた。
文=「ロコレ」編集部